今も残る昭和の高架下

今月のGR BLOGトラックバック企画のお題は「レトロ」。そこで今回は、レトロと聞いて真っ先に浮かんだ高架下、その中でも特に印象が強い2カ所の写真を紹介します。(大きいサイズの画像は写真をクリックしてリンク先を参照してください。)どちらも一歩足をその場に踏み入れるとそこが現代の日本であることを忘れ、まるで時の流れが止まったかのような錯覚に陥る場所です。
1枚目はJR鶴見線国道駅で撮った一コマです。

Under elevating railway / 雨の高架下
Under elevating railway / 雨の高架下
GR DIGITAL II + GW-1(詳細

実はこの場所に行ったのはこの撮影の時が初めてでした。それまでは自転車で駅前を通っただけだったのですが、それでも昼間も薄暗い高架下が放つ独特な雰囲気が強烈に印象に残っていました。実際カメラを手に中に入ってみると想像以上のレトロな雰囲気で、一気に虜になってしまいました。
2枚目はJRの神田駅から高架沿いに南に少し行ったところにある今川小路の夜の風景です。

Pubs under railways / 昔ながらのガード下
Pubs under railways / 昔ながらのガード下

ここは正確には高架下というよりもガード下で、ガード下の狭い空間にこぢんまりとした飲み屋が並んでいます。神田駅前の喧噪から少し距離を置いた場所にひっそりと残る戦後のガード下といった感じです。
ちなみにこの前後の高架橋は神田駅開業当時(1919年)から現在まで使われ続けている赤煉瓦風の鉄筋コンクリート製の高架橋でこちらもレトロな雰囲気を醸し出しています。このあたりはこの他にも駅そのものや周囲の街並みも含めて昔の街並みが残っているのでカメラを持って歩くのが楽しい街でもあります。
トラックバック企画「レトロ」に参加します。)

[2011-09-27 07:20 追記]: 記事のタイトルを変更しました。