浜離宮のコスモス(3)

間が空いてしまいましたが、浜離宮のコスモス(1)(2)の続きです。
今回浜離宮でのコスモスの撮影に持って行ったニコン55-300mmは最短撮影距離が1.4mと寄れないレンズなのですが(といっても望遠ズームとしては決して悪くない数字だと思います)、頑張ってローアングルでの撮影にも挑戦してみました。焦点距離は280mm、絞りはF8、+1/3EVで撮影して、RAW現像で彩度とコントラストを上げています。若干ですが、周辺部の減光が気になりますね…。

Cosmos

一方、少し変わった形をしたコスモスの花もありました。写真だと分かりにくいかもしれないですが、花びらが筒状になっています。横からキバナコスモスを背景に撮影。260mm、F9.0。この写真はキバナコスモスの花のオレンジと茎・葉の緑や影の黒が混ざって背景が茶色っぽくなってしまいました。ボケってムズカシイです…。

Cosmos

もう一枚、横から撮影。300mm、F9.0。こういう風に望遠で一部だけ切り取ってしまえば、撮影場所が都会の真ん中だということは言わなければ分からないですね。広角だとこうはいかないはずです。

Cosmos

写真は以上です。最後に少しだけ感想を。
まず、コスモス畑について。浜離宮のコスモス畑は都会の真ん中にありながら色々な種類のコスモスが咲いていて綺麗でしたし、写真の撮り甲斐もありました。特にキバナコスモスと普通のコスモスが混在している一角がカラフルで良かったです。
一方、私の写真の方は、今回の様に持って行くレンズが望遠ズームだけだとどうしても写真がワンパターンになってしまうということを強く感じました。先にも触れたとおり望遠ズームは最短撮影距離が長いので、コスモスの様に地上から1m前後の位置に咲く花を上から見下ろしたり下から見上げたりするのは難しく、どうしても横から撮るのが主になってしまいます。最短撮影距離の短いマクロレンズがあればもっと色々な種類の写真が撮れたと思います。マクロレンズの必要性を感じた撮影でした。