VAIO type PへのWindows 7のクリーンインストール(5)
VAIO type PへのWindows 7のクリーンインストールの手順の続きです。(4)では事前準備まで書いたので、その続きからです。
Windows 7のクリーンインストール
外付けDVDドライブを接続し、Windows 7のディスクを入れます。インストーラー起動後は画面の指示に従って進め、インストールの方法を選ぶ箇所で新規インストールを選びます。インストールが始まったら後は待つだけです。何回か自動で再起動した後簡単なセットアップがあり、それが済むとWindows 7のデスクトップが表示されクリーンインストールが完了します。Windows 7のアップグレードインストールの場合数時間かかりますが、クリーンインストールの場合は30分弱で済みます。クリーンインストール直後は画面の解像度が1024*768になっているので、デスクトップで右クリックして画面の解像度を選び解像度を1600*768に変更します。
この時点ではWindowsエクスペリエンスインデックスのスコアは上から順に、2.7、4.4、1.0、1.0、5.9でした。グラフィックスの値が低いのはグラフィックスドライバがWindows標準のものになっているからです。当然ながらこのスコアではAeroは自動的に無効になっていました。
ドライバのインストール
デバイスマネージャーを起動し、不明なデバイスを選択し、事前準備でコピーしておいたドライバのフォルダからドライバをインストールします。私の環境では不明なデバイスはSony Firmware Extension Parser DeviceとSony Programmable I/O Control Deviceの2つでした。WWAN有りやワンセグ有りだともっと多いようです。
リカバリセンターからのソフト、ドライバのインストール
リカバリディスクをセットしてVAIOリカバリセンターを起動し、ソフトウェアの再インストールからソフトとドライバのインストールを行います。
アプリケーションのタブでは
の3つを選択し、ドライバのタブではCodecs Driver (Intel)とGraphics Driver (Intel)以外は基本的に全部を選択してインストールします。ただし、ドライバのタブでは明らかに不要なものはチェックを外しても構わないです。例えば、私の場合はSSDなのでSony HDD Protection Driverを、WWAN無しなのでWireless WAN Driverをそれぞれ外しました。
グラフィックスドライバのインストール
事前準備でダウンロードしておいたグラフィックドライバの実行ファイル(EP0000208897.exe)を実行しドライバをインストールします。再起動後、Windowsエクスペリエンスインデックスの再評価を行うと、Aeroが自動的に有効になります。
リカバリディスクから抽出したソフトのインストール
次に事前準備でリカバリディスクから抽出しておいたVAIO独自のソフト類をインストールします。以下の一覧の括弧内に示したのは、抽出した際に作成されたフォルダ名に含まれる数字(MODJ-xxxxxx、春モデル/夏モデルの順に表記)です。
また、一部のものは以前アップグレードユーティリティーを実行した際に回収しておいたファイルでも代用できました。需要は少なそうですが、こちらのフォルダ名(EP0000xxxxxx)も合わせて示しておきます。
まず、ファンクションキーなどのVAIOとしての基本的機能に必要な、重要度の高いものは以下の10個です。
- VAIO Original Function Setting (MODJ-127234/137479、EP0000191615)
- VAIO Control Center (MODJ-130535/137761)
- ISB Utility (MODJ-130554/137701、EP0000204359)
- Setting Utility Series (MODJ-130555/137762)
- VAIO Window Organaizer (MODJ-130558、EP0000204370)
- VAIO Smart Network (MODJ-132656/139733、EP0000204706)
- VAIO Control Color Setting (MODJ-132743/138001、EP0000204731)
- Sony Video Shared Library (MODJ-132751)
- VES (VAIO Event Service) (MODJ-133447/138003、EP0000204711)
- VAIO Personalization Manager (MODJ-133751/139084、EP0000205897)
その他、私の環境ではリカバリディスク内に存在しませんでしたが、本体のハードウェア構成によっては以下のものもインストールが必要なようです。
その他のVAIO独自ソフトは以下のWebサイトのリストを参考に適宜インストールします。
- pocketgames PDA秘宝館 » Blog Archive » type P に余計なアプリを入れずにリカバリ (春モデル)
- Type Pのリカバリディスク作ったよ! - じゃ、ま、いっか (夏モデル)
私はプロアトラス、PlaceEngine、x-radar、VAIO Wallpaper Contents、WinDVDをインストールしました。
アップグレードユーティリティーのインストールと実行
事前準備で用意しておいたWindows 7アップグレードユーティリティーをインストールします。インストールできたら後は実行して、表示に従って進むだけです。ダウンロードを開始したら後は自動でインストールが進みます。
私は自動でインストールされるプログラムのうちMcAfeeとEasy Media Creatorは不要でしたので、これらのインストール用ファイルがC:\Update以下にダウンロードされた段階でインストール用ファイルをフォルダごと削除して、インストールを回避しました。McAfeeはEP0000204955、Easy Media CreatorはEP0000205027です。インストールの回避法に関してはこちらやこちらの記事も参考にしてください。
VAIO Updateのインストールと実行
事前準備で用意しておいたVAIO Updateをインストールします。アップグレードユーティリティーと同じく、インストール後は実行してアップデートをインストールします。
その他
以上で主要な部分はセットアップ完了です。あとはWindows Updateをして、その他のプログラムをインストールしてセットアップするだけです。
最後に、クリーンインストールの実施と本記事の作成に当たっては以下のサイトを全面的に参考にさせていただきました。個人的にはtype P関連の情報の速さと量ではここが一番ではないかと思っていて、いつも参考にさせてもらってます。
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